ハルノツキです。
「家計(給料)の振り分け」を、私の家計(夫婦+小学生+園児の4人家族)実例で、説明しますね。
もしあなたが、赤字家計に悩んでいるのなら…試しに来月から振り分けてみてください。
間違いなく、赤字が改善すると思います^^。
ウチも1年前まで毎月10数万円の赤字でした。しかも何年間も…。笑
でも「給料を振り分けて使う」ことで、3ヶ月で黒字化。 さらに初年で、450万円を貯めることができました!
家計(給料)の振り分けで、やること
① 給料日に、振り分ける全額をおろし、現金化する
次の給料日に、銀行(ATM)へ行きましょう。
そして、引き落とし分のお金を残し、あとは全額おろします。
私の場合は、毎月37万円をおろしています。
その際、以下の口座引き落とし分のお金は口座に残します。
- 光熱費(電気、ガス、水道)
- スマホ代
- 生命保険
- 教育費(保育園、給食費など)
- 住居管理費
口座から「いつ・なにで・合計いくら引き落とされるか分からない。」という方へ。「家計の振り分け」より先に、コチラの記事をどうぞ。
② 用途別に、現金を振り分ける
2020年8月の振り分け実例を使って説明します。
振り分ける現金、37万円の内訳は次のとおりです。
※支出内容や金額(何に・いくら使うか)は、各家庭で変わります。「人のウチはこうなんだ、ふーん。」程度に見てください。
振り分ける現金の内訳 | 予算 |
---|---|
①貯金→貯金専用口座へ | 120,000円 |
②食費 | 75,000円 |
③日用雑貨 | 10,000円 |
④レジャー | 12,000円 |
⑤その他 | 5,000円 |
⑥夫こづかい | 40,000円 |
⑦私こづかい | 15,000円 |
⑧給食費 →別口座へ | 7,023円 |
⑨私スマホ→別口座へ | 3,280円 |
⑩年間別予算 ※特別費のこと | 70,000円 |
↑表の補足:
- ①は、「絶対に使わない」貯金専用口座へ預け入れます。
(2020年は毎月12万円を貯金しています。) - 「翌月の生活費、こづかい、特別費として振り分けるお金」は②~⑦+⑩で、この月の場合は計227,000円です。
- ①~⑩の合計金額を、振り分け用の37万円から引くと、12,697円が残ります。残金は「予備費」として、どうしても不足した場合の補填に使います。
- ⑧と⑨は、別口座からの引き落とし用に、移動するお金です。
- ⑩は、毎月はないけど、年間どこかで必要になる支出で、いわゆる「特別費」です。私の場合は独自の呼び方で「年間別予算」としています。
例:誕生日、帰省費、年払いの支払いetc
③ 振り分けた予算内で、翌月をやりくりする。それだけ。
「えっ、こんな簡単なことで、ひと月10数万の赤字が黒字になるの?」
と、思いましたか?
でも実際、「結構楽勝だったな…。というより、今まで何でこんなに赤字だったんだ?!」と思ったんですよ^^;。
ただし。黒字になったのは、家計管理を始めてから、3ヶ月後です。
それまでの2~3ヶ月は、「ウチの家庭に適した、振り分けの予算額を定める」まで、何度も試行錯誤を繰り返しています。←ここが重要!!
そのあたりを、次に説明しますね。
振り分けで、ひと月10数万円の家計改善ができ、黒字になりました。でも、さらに貯金分(毎月12万円)を捻出するために行ったことは、別にあります。興味のある方は、こちらもどうぞ。
→固定費削減でガツンと節約可/しかも、楽にできる(準備中)
「自分の家庭に適した」、振り分けの予算額を探る/これが重要です!
「家計を振り分けて使う」のが大切、と説明しました。
でも、適当に分配すれば良いわけではありません。
「〇人家族の平均」の予算額を、そのままマネしてはいけない
家族構成が同じだからと、振り分け予算をマネると、失敗すると思います。
失敗パターン:
- 平均予算でおさめようと、頑張りすぎて疲弊。継続できず。
- 平均予算ではお金が足りず、その度に追加金を投入してやり過ごす。結果、最初の予算をかなりオーバーしてしまう。最初に予算決めをした意味がなくなる。
「自分の家庭に適した予算額」であることが、大切です
必ず「あなたの家庭に適した」、振り分け項目・金額を、探りましょう。
試行錯誤です。
成功パターン:
- 自分の好きなものにはお金をかけ、不要なものは削減、といったメリハリのあるお金の使い方。こだわりがない事への予算を削減しても、ストレスがありません。その分、好きなことへの予算を少し多くします。満足感アップなので、無理なく、続きます。
- 数ヶ月で黒字化や貯金の効果が見えてきます。すると、楽しくなってきます。
ではどうやって、適した予算額を探していくのでしょう。
そのあたりを、次に説明しますね。
予算額を探るために、やること
① 最初の2週間:何にお金を使ったか、内容・金額をメモ
「今後の予算額を決めるために、自分の家庭の、いつも通りの支出内容・金額を知る」のが目的です。
あまり節約を意識せず、普段どおりにお金を使いましょう。
- レシート・領収書は必ずもらう
- 帰宅後、「支出内容・金額」をメモ
※編集が簡単な、データ管理が望ましいですが、手書きでもOK
メモ例:10月2日(月)
- 食品:牛乳/171円
- 食品:もやし31円×2/62円
- 日用雑貨:車酔い止め薬/569円
- 医療費:〇〇、腱鞘炎で〇〇整形外科/560円
- 医療費:上記湿布/300円
↓ポイント※私の場合です。お好みで変更してください。
- 「食品」などの「支出分類」は、仮決めで書いてOK。
- 「何を買ったか」の内容が分かればOK。商品名、店名は省略可。
(私の場合、病院名は覚えておきたいから残しました。) - 物の値段を知るため、1個あたりの価格は残しました。
買物メモ用に使える、エクセルデータを用意しました。 無料ダウンロードできますので、よかったらどうぞ♪
→【Excel家計簿】買い物メモ(準備中)
② 3週間目~:支出のカテゴリを決めつつ、翌月予算を検討
支出メモが蓄積されてきたら、「支出のカテゴリ(分類)」を検討します。
この時、自分の家庭オリジナルのルールも決めていきます。
私が実際に、支出カテゴリを検討した時の例です:
どんどん変えて、自分がやりやすいように最適化します。
- 「食費」を「食費・酒」に変更
ウチでは夕食時の食事とお酒はセットが習慣。食費と酒代を合算すれば、食事を簡単にして良いお酒を買ったりなど、予算内でアレンジできて良いから。 - 「レジャー」
レジャー中の交通費は「交通費」につけていたが、「レジャー」に交通費も含めることに変更。よって「交通費」は削除。 - 「医療」を削除へ
数ヶ月通院ゼロもあれば、週に何回の場合も。予算立てが難しいので、毎月の支出カテゴリはやめて、「年間別予算」に入れることに。
並行して、
支出履歴を振り返りながら、予算を調整します。
調整の理由を明確にして、決めます。
予算調整 の例:
- 15日経過した時点で、半月の「食費・酒」は計3万円だった。
→翌月の予算は、6万円に決めた - 家族で動物園に行った。チケット代、交通費、飲食代で1万円を超えた。
→翌月から「レジャー」は、12,000円にしよう。でも使わない月もあるだろうから、余りは貯金に回そう。
③ 2ヶ月目~:見直しを、さらに繰り返す
支出「カテゴリ」と「予算額」を、さらに見直します。
時の経過で、支出内容に変化が出てきます。それでも対応できる予算額を探るために、何度も繰り返します。
- 季節が変われば、被服費が必要になることも。
- 頑張っていた食費の節約がつらくなり、食費が上がってくる頃かもしれません。
- 先月は洗剤類の購入はゼロだった。その分、今月の購入代金がかさんでいる。
私の場合、最初の1~2ヶ月は、毎週のように微調整をしていました。
その後6ヶ月位までも、毎月見直していました。
予算調整 の例:
- 「食費」は、酒代込みで、1日あたり1,500円で大丈夫かも。しばらくこれでやろう。(辛ければ2,000円/日へ変更もアリだな)
※その後、2,500円/日で落ち着きました。 - 「レジャー」は、今月は12,000円も使わなかった。週末は、家族で出かける時間があまりないことに気づいた。でも金額はこのままにして海外旅行費用に回そう!
- 「その他」の月5,000円は、予備費としても使う。不足する月もあるが、予算内におさめる努力しよう。
繰り返すうちに、
次第に、「自分の家庭に適した予算額」に、近づいていきます。
そして、「予算通りに、生活できるようになった」なら、毎月の予算管理が身に付いてきた証拠です。黒字も近いですよ!
ここまでが、家計の振り分け実例と、「自分の家庭に適した予算額」を知るまでの試行錯誤の具体例です。
では最後に、「黒字化まで、楽しく続けられたポイント」をご紹介します。
3ヶ月で黒字化まで、楽しく続けられた理由
理由① 好きなものまでは、我慢しなかった
「こだわりがないもの」は、バッサリ削減します。
でも、「好きなもの」は逆に、予算をより確保することさえありました。
理由② 食費は「浪費部分だけを」カットと考えた
食事は、日々のことです。
食費の節約は、必然的に「節約を日々意識すること」になるのです。
毎日、小さく我慢し続けるのは、ストレスです。
「私」が、ムリなく無駄なく、食事作りができる予算にすることを、意識しています。
よくある「4人家族の食費は〇円」は、参考にしますが、マネしようとは思いません^^。
理由③ 最大の理由は、「自分の家庭に適した予算額」を追求したから。コレに尽きます
以前の、うちの家計がズボラ過ぎたのかもしれません。
ですから多くの無駄をカットすれば、家計はそれなりに改善すると思っていました。
でも何ごとも、「続けることが一番難しい!!」のです。
ですから、「長く続けられる、家計管理」が最重要だと思っていました。
少し抽象的ですが、私が目指している理想イメージは、次のとおりです。
無理のない、継続できる予算組みのイメージ (私の場合):
- 「今までより、ちょっとだけ節約や工夫が必要」な、予算額であること。
- 節約のモチベーションが高い月には予算内におさまるけれど、それ以外は予算オーバーするような設定ではいけない。
- 気持ち多めに予算組みをする。そして、頑張って余らせることを目標にする。「残ったら、海外旅行の資金にプラスしよう!」とか、好きなことに使えるよう楽しみを持つ。
皆さんも、ぜひ楽しみを見つけながら、無理しない範囲で続けることを目標にしてみてください。